サラブリトレーニングの想いThoroughbret training thought
競馬は多くの方に知られていますが、競馬を引退した競走馬たちのその後はあまり知られていません。 競走馬となるべく、毎年7,000頭生まれるというサラブレットたちは、3~4歳で引退する馬が多いのですが、もとは競走馬として、とにかく少しでも速く走れるようにと生まれた時から調教されたことから、乗馬クラブへ行っても競走馬としての習慣が抜けず、乗馬のようにゆっくり歩いたり走ったりということが受け付けられないのです。
馬は、長くて30年ほど生きます。ですが、引退後の環境をサポートするしくみがありません。例えば5歳で引退したとして、残りの25年間、一体何をするのか。誰かの役に立ち、かわいがられながら、それぞれの馬が充実した人生を送って欲しい。競走馬として生まれてきたけれど、競走馬の役目を終えた馬たちにも「当たり前にある未来」を与えたい。NPO法人サラブリトレーニング・ジャパンは、餌や水道・光熱費等の飼育費がかかり、限界はありますが、一人でも多くの人に引退した競走馬たちの現状を知ってもらい、1頭でも多くの引退馬をセカンドキャリアへ繋げるとともに、馬の多様な利活用を創出することで受け皿拡大を促進し、もっと気軽で身近な馬事文化の普及を目指しています。