ご支援のお願い

現在サラブリトレーニングでリトレーニングをしている馬は年齢も経歴も走ってきたレースも違います。

現在リトレーニング中の馬たちを1頭ずつご紹介いたします。

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サターンはその性格の穏やかさや優しさが魅力です。障害を跳ぶ能力にも長けていて100㎝の障害を綺麗に跳んで見せてくれます。醸し出す雰囲気が本当に優しくて、現役時代から大事にされてきたんだなと感じます。

エピキュールは現在吉備ひだまり牧場さんにて休養中で、保育士代わりの先輩のお馬さんと仲良くなり、のんびりと楽しく過ごしています。この月末に帰ってくる予定なので、先輩とのお別れを乗り越えてリトレーニングを頑張ってほしいと思います。

サトノアクセルは、一度卒業し再度サラブリトに戻ってくるという初めてのケースの馬です。性格は人懐っこくて擦れていない素直な子だなと思います。行った先で大切にしてもらってきたんだなと嬉しかったです。サトノアクセルが元々持っている優しさを活かせるセラピーホースとしてのトレーニングを頑張っています。

ワーウルフは名前にウルフと付いているのでなんとなく野蛮で怖そうなイメージでしたが、そのイメージ通り競走馬らしく性格も少しきつめなようです。ここからリトレーニングを通してどこまで人とコミュニケーションが取れるようになるのかが楽しみです。まだ入厩して1ヶ月半ほどですがファンの方からお手紙や牧草をいただき、人気の高さを感じています。

実は去勢を行う際に「片側性陰嚢」（睾丸の1つが奥に入っている状態）であることが判明したため、9月下旬に鹿児島大学にて手術を行う予定です。

乗馬業界でも、片側性陰嚢の馬は技術や資金の面でも去勢手術を行うことが難しいのですが、みなさまからのふるさと納税でのご支援のおかげで手術を行うことができます。1頭でも多くの引退競走馬をセカンドキャリアに、というわたしたちの理念やその想いに賛同してくださるみなさまがいるからこそです。

ドラグーンシチーは、ワーウルフと同じタイミングで入厩してきて、どちらも見た目が似ていてどっちがどっち？？といまだに混乱します(笑)

ワーウルフよりも年齢的に先輩なためかもう少しワイルドで大人な印象を受けます。まだ入厩して1ヶ月半ほどなのでこれから見守っていきたいです。

ルシャドールは紅一点の女の子。馬名の由来がフランス語で「黄金の猫」だそうで、可愛く愛嬌のある馬です。ルシャドールもまだ入厩から1ヶ月ですが、最初の頃はお尻を向けて蹴るような仕草を見せていましたが、スタッフが根気よくグラウンドワークで関係を作り、いまは後ろをついてくるようになったそうです。自分の後ろをついてくることを想像したら、可愛くて仕方がないですね。

ニューポートはルシャドールと同じタイミングで入厩してきました。愛らしい顔立ちで多くの人に愛されそうな馬だなというのが最初の印象でした。Twitterにも動画があがっていますが、お尻のあたりをスタッフに掻いてもらって気持ちよさそうにお鼻を伸ばしている姿がとっても可愛いのでぜひご覧ください♪

サイレントナイトは綺麗な流星が印象的な馬で、おやつのトリーツをいただいたので写真を撮っている時に袋から漂うおいしそうなにおいに待ちきれない様子でふんふんと鼻を鳴らす姿が可愛らしく、小さな子どものようで微笑ましい一面を垣間見ました。最近去勢手術をし、経過観察中です。

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馬はわたしたちの生活において、昔から欠かせない存在として田んぼを耕したり重たい荷物を運んでくれたり、遠い場所まで乗せてくれたりと深くかかわってきました。

近年は機械化や技術の進歩もあり馬の活躍する場は乗馬クラブやホースセラピーなどに代わってきていますが、わたしたちを癒し、元気をくれる存在として欠かすことのできない存在だと感じます。わたしたちにとって最も身近である犬や猫ともまた違う魅力を持ち、人の想いや気持ちがダイレクトに伝わる馬という動物だからこそわたしたちも馬について考え、もっと知りたいと思うのかなと感じます。元気が出ないとき、さみしいとき、そばに誰かにいてほしいときなど楽しい時はもちろんですが、少し精神的に落ち込んでいる時に、馬に助けてもらうことがあります。言葉を話さないからこそ、その温もりや優しさで包んでくれる馬の寛容さに救われるのかなと思います。

ただ、馬にばかり求めてしまうのではなく、馬たちが次のキャリアでも活躍できるようしっかりと人との関係や約束事などを教え、乗用馬やセラピーホースとして必要なスキルを身に付けられるようにしっかりとリトレーニングをしていかなければいけません。皆さまのお近くで活躍するときには、どんな人ともコミュニケーションが取れ、誰が乗ってもさわっても同じように対応できるよう、根気よく、時間をかけてリトレーニングを行っております。

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引退競走馬がいる限り、わたしたちは活動を続けていかなければいけないと思っています。今リトレーニングを頑張っている馬たち、これから新しく受入れをする馬たち、それぞれに合った道につなぎ、それぞれの場所で愛されるようにリトレーニングに取り組んでいけたらと思います。

馬から教えてもらうことがたくさんあります。気付かせてもらうこともあります。

ご支援くださるみなさまからもたくさんの想いや気付きをいただいています。これからもどうか、馬たちのよりよいセカンドキャリアのためにご支援をいただけますと幸いです。

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